• リュージュ
    そり遊びが発展した競技。そりに仰向けに乗って先端を足首で挟み、
    方向をコントロールしながら速さを競う。最高時速120km前後の猛ス
    ピードを出し、1000分の1秒までタイムを測定する。オリンピックで
    は1964年の第9回インスブルック大会から行われている。
                  ◎  競技方法
                          種目は男子1人乗り、女子1人乗り、2人乗りの3種目。
                          2人乗りは性別を問わない。
                          男女の1人乗りは2日間に分けて計4回、2人乗りは1日で2回の滑走を行い、
                          合計タイムで順位を決める。長野大会のコース延長は約1200〜1300m。

スタートは、両手で金属製のグリップを握り、前後に振って反動をつけてから飛び出す。さらに、スパイクの付いた特殊なグローブで氷をひっかいてスピードをつける。選手が直接加速できるのはこの2つの動作だけ。スタートダッシュは非常に重要な要素だ。


仰向けになってそりに乗り、空気抵抗をできるだけ少なくした姿勢で滑走する。恐怖感から頭が上がると空気抵抗が増えてタイムロスにつながる。カーブでは最短コースを通るなど減速を最小限に抑える操作が腕の見せ所。2人乗りは体の大きい選手が前、小さい選手が後ろに乗り、前の選手の動きを後ろの選手が感じ取りながら一体となって滑り降りる。

氷の損傷が少ない早いスタート順が有利。スタート順はオリンピック前のワールドカップなどの総合獲得ポイントで決まり、上位12人のAグループ枠に入ることが上位進出への道だ。

そりの重量は1人乗りが男女とも23kg以下、2人乗りが27kg以下に制限されている。選手の体重に規制はないが、規則に従って重りをつけることが許される(男子13kg以下、女子10kg以下)。重ければ加速がつきやすい。

  連盟HPに戻る